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Little Boy リトル・ボーイ/小さなボクと戦争

アメリカ・メキシコ映画 (2015)

ヤコブ・サルヴァティ(Jakob Salvati)が主演する愛と決意と、偏見と差別の物語り。ヤコブが前者を、ケイリー=ヒロユキ・タガワ(Cary-Hiroyuki Tagawa,田川洋行)が後者を担っている。最初は、日系アメリカ人に偏見を抱いている小さな主人公が、その相手とどう友情を結び、大好きな父との再会を果たすのかが中心テーマ。日本人の観客には、16回出てくるジャップという言葉や強い偏見に耐えられないと感じたり、日本の寓話の奇妙きてれつさにあきれたり、広島の扱い方に眉をひそめる人も多いと思う。しかし、そうした問題を脇に置き、少年の信念への挑戦の物語として観れば、これほど感動できる映画も珍しい。そして、日本人の俳優がこれほどのキーパーソンを演じている映画も。

映画は、真珠湾の数年後、終戦の数ヶ月前のアメリカ西海岸の小さな町から始まる。そこに住む4人家族の父親が、対日戦争に加わるため徴兵されたのだ。その父と、幼い時から「相棒」と言いあって仲良く暮らしてきた8才のペッパー。年令の割に体が小さく、みんなからバカにされ、友達一人いない少年だ。その少年が、唯一の相棒を失ってしまう。一度は出征によって。二度目は戦争捕虜になることで。焦るペッパー。何とか父をとり戻そうと、大好きな魔術師の念力と、神父から渡されたリストの課題の達成の両方に賭ける。その過程の中で、住民から忌避されている日系アメリカ人のハシモトと確固たる信頼と友情の関係を築き上げる。そして、一旦は死亡が確認された父も、他人の誤認だったことが分かり、ペッパーに再び幸せが蘇る(ハッピー・エンドだ)。IMDbの評価は高いが、アメリカの批評家によるRottenTomatoesは低い。しかし、後者は間違っていることも多く、日本で公開されるかどうかは別として、「子役が主演する映画」という観点から見ると、優れた映画であることは間違いない。

ヤコブ・サルヴァティは、決して可愛くてハンサムな子役ではない。しかし、なぜか、小さい頃のクロエ・グレース・モレッツ(Chloë Grace Moretz)を思わせる表情には心惹かれるし、8才なのに演技力はかなりのものだと感心する(2015年の段階で11才なので、撮影は2012年頃か)。


あらすじ

映画の最初に、主人公のペッパーが、父のジェームスと如何に仲が良かったかが語られる。お互いを「相棒」と呼び、父が「やれると信じるか?」と問い、ペッパーが「うん、やれると信じてる」と答える。父は、どんなことにも挑戦する心構えを付けさせたのだ。それというのも、ペッパーが生まれた時から小柄で、その後も身長がなかなか伸びなかったから。その、何ものにも代えがたい父が、一家に一人の徴兵義務により戦争に行くことになった。ペッパーの兄のロンドンが、偏平足のため兵役失格となったからだ。それが分かった日の夕食。漏れ聴いた話を確かめようと、「ロンドンは戦争に行かない。だよね?」「それって… パパが代わりに?」と恐る恐る訊くペッパー。「そうだ」と父。「あっという間に 戻って来るわ」と母。それでも、涙を浮かべ「なぜ 一緒にいられないの?」と尋ねるペッパー。「相棒、使命なんだ」。「お願い行かないで」。
  
  

翌日、徴兵される兵士の集合場所で、ペッパーの悲嘆はくり返された。思いきり抱きつき、それでも足りず、バスに乗ろうとする父の脚にしがみ付くパッパー。そう、片足にしがみつけるほど、パッパーは背が低いのだ。
  
  

お医者さんで、身長を測ってもらい、「コビトじゃない、よね?」と訊くペッパー。医者の息子フレディはひどい悪タレ坊主で、いつもペッパーを「コビト」と、からかうのだ。医者は、「使っちゃいけない言葉だよ。小人症の人々への差別用語だ」と諌める。思わず、母が「息子さんが、この子の“あだ名”に」と言ってしまい、ペッパーは真っ青。医者は「フレディに よく言い聞かせます」と言い、ペッパーが“小人症”なのかどうかは経過観察してから決め、取り敢えず「小さな子(little boy)」と呼ぼうと言う。ペッパーが怖れた通り、フレディはさっそく報復に出る。ペッパーが、父の欲しがっていたカーボーイ・ブーツを、お小遣いを貯めて買って帰る途中、フレディのグループに捕まる。フレディは、手下に「コビトと呼ぶな。傷つくんだそうだ」と嘲りながら言い、仲間のソーダを取り上げ、ペッパーの頭にかけながら、「この変な生き物に、洗礼を施してやる」「リトル・ボーイだ」。これで、別のあだ名が決まった。
  
  

父は夏には帰ってくるはずだった。ペッパーは、昔から父に言われて英雄視していた魔術師のベン・イーグルが町で実演会を行うと知り、父と行けると思って切符を2枚買っていた。ところが、陸軍の大佐がペッパーの母を訪れ、フィリピンでの作戦中に夫が行方不明になったこと、死体が見つからないので恐らく日本軍の捕虜になったと思われる、と伝える。ペッパーは、不安で食事も喉を通らない。そこで、母は、兄のロンドンに、ペッパーを実演会に連れて行ってやってと頼む。実演会では、イーグルが舞台に登場し、「チベットのダライ・ラマが、ここにいると告げた選ばれし者」として、偶然にペッパーを指名する。そして、舞台に呼んで、“内なる力”でガラス・ビンを動かす被験者にさせる。背が低いので、観衆の子供たちにからかわれるが、イーグルは、「ビンを動かせば、からかわれない」「あんなのは無視しろ」。そして、最後に「やれると信じるか?」と問いかける。小さい時から、父と相棒ごっこをしてきた時のキーワードだ。それに発奮して本気になるペッパー。ビンは動いた。もちろんトリックだが、ペッパーには奇跡に思えた。
  
  

教会の日曜礼拝では、神父が、「戦場にいる家族のために、我々に何ができるか?」と問いかけ、「我々に、芥子の種ほどの信念があれば、山をも動かせます」「そして、山が動かせれば、我々に不可能はないのです」「戦争を終わらせるだけでなく、愛する者を帰らせることも」と説く。これをまともに信じたペッパー。食料品店に行き、芥子の種をじっと見る。そして、尊敬する魔術師イーグルのパワーの源は、芥子の種に違いないと信じ込む。
  
  

ペッパーは、食料品で日系アメリカ人のハシモトとばったり会う。日系人は全員収容所に送られていると思っていたペッパーはびっくりする。実は、数年間の強制収容後、忠誠を誓った日系人は解放されていたのだ。しかし、町の人々の偏見は強く、その場はオリバー神父が間に入り買物ができたが、兄のロンドンは強硬だった。父を戦場に行かせた自分のふがいなさを酒でまぎらすようになっていて、バーの常連の対日強硬派からけしかけられ、「あのジャップ、何とかしないと」とペッパーに話す。何も知らないペッパーは、父を捕虜にとった日本への憎しみから、「やれるなら、素手でジャップどもを殴ってやる」と同調。さっそくその夜、兄弟でハシモトの家へ。「攻撃しろ」と兄に言われ、家に石を投げるペッパー。兄は、アルコール製の火炎瓶を投げようとして、偏平足のため転倒、ハシモトの通報で保安官事務所に収監された。
  

ペッパーは教会に連れて行かれ、反省させられた後、神父の部屋へ。どうしても訊きたいことがあったのだ。日曜礼拝で聴いた「信念があれば」という言葉。それは見えない力、すなわち、ガラス・ビンを動かした力と同じかどうかが知りたかった。若い神父はひたすら否定するが、オリバー神父はペッパーと2人だけになると、ビンを動かしてみせろと言う。1回目失敗しても、「もう一度やってみたら?」。真っ赤になって、手で呼び寄せようとするペッパー。その時、神父はビンを手で持って動かし、「ほら、動いた」と言う。「違う、あなたが動かした」。「だが、君が、私にそうさせたんだ」「いいかい、私が動かしたのは、君が真剣に望んでいたからだ」「こう言ってもいい、信念がさせたのだと」。ペッパーは、芥子の種を見せて、「これで山も動かせますか?」。神父は、「理論上は、そうだ。だが、神のご意志による。動かされるのは 神だ」。ペッパーの「どうすれば、より大きな信念を?」という問いかけに対し、神父は“古代のリスト”を渡し、このリストを実行すれば信念の力が増すと言われていると話す。そして、7つ目の“すべきこと”として「ハシモトと友達に」と書き加える。反発するペッパーに、「君が決める事だ」。「このジャップと、何すればいいの?」。「何もかも」。そして、「君の信念は、心のどこかに少しでも憎しみがあれば、機能しない」とも。「分かった。やるよ。それでパパが戻ってくるんなら」とペッパー。ペッパーの思いはこの一点にあった
  

恐る恐るハシモトの家に行くペッパー。一回目は、「何の用だ?」。「この前は ごめんなさい」。ドアをバタン。二回目は、神父に「和解の贈り物でもしたら」と勧められ、ソーダのビンを持って行ったら、ゴミ箱にボトン。三回目は、神父に「ぶらぶらするといい」と言われ、再々度アタック。今度は事前に神父が電話をかけたので、ハシモトも渋々出てきた。「おい、家の周りで、こそこそ何しとる?」。「ぶらぶらしようと」。「どこか他で、ぶらぶらするんだ」。「あんたと一緒に」。根負けした形で、「じゃあ、“ぶらぶら”しようか」とおんぼろ車に乗せて町にでかける。
  
  

喫茶店に入った2人。ハシモトは、「私は、チャコレート・サンデーと…」と言い始めるが、店員に、「あんたには訊いとらん」と断られる。ペッパーが頼んだアイスクリーム(払ったのはハシモト)を、店から出て食べるハシモト。無論、ペッパーがあげた訳ではない。「何で僕のアイスクリーム 食べるのさ?」。「君なら、いつでも買えるだろ」。これで、リストの「ハシモトと友達に」は終わったと思い、「これで、ぶらぶら終わった?」「じゃあ、リストから消していい?」とペッパー。ここで、ハシモトはリストの存在を知る。そして、親しい神父に対し、「あなたのお遊びが、あの子の心を乱しすぎないと いいんだが」と苦言する。
  

神父が旅行に出かけて、リストをどうしたらいいか分からないペッパーは、「リストを手伝ってくれる人、誰もいなくて」とハシモトを訪ねる。開口一番、ハシモトは、私の名前は 「ジャップじゃない、ハシモトだ」。ペッパーは頷き、初めて中に入れてもらえる。リストを見せ、「病人を見舞い」から始める。これは病院で傷痍軍人を見舞いに行くことで完了。次が、「家なき者に宿を」。これは、ペッパーの父の自動車修理店で寝泊りしている大男を、収監されている兄のベッドで寝せてやることで完了。「裸の者に衣服を」は、ペッパーが婦人連の編み物の会に加わり、妊婦に赤ちゃんの被り物を編んでやることで完了。こうして、ハシモトはペッパーの信頼を得た。
  
  
  
  

ペッパーの母に気がある医者は、悪ガキ・フレディを連れて、「ご主人の事を伺ったので」と家に押しかけ、夕食を一緒に食べる。その隙に、フレディはペッパーの部屋に侵入、リストを盗んでしまう。そして、部屋に来たペッパーを、「返して欲しけりゃ、俺から奪うんだな」と言って床に押し倒す。さっそく、ハシモトに相談に行くペッパー。「どうしても要るんだ」。「そんなに大事なら、取り戻すんだな」。「どうやって? 僕より大きいんだよ」。ハシモトは、ここで日本の小さな武士マサオ・クメの話をしてやる。内容は、日本史からみればメチャメチャだが、要は “恐怖と向き合い、決意を実行に移せ” と教える。そして、背の高さを、「床から測ることはやめろ。ここ(アゴ)から、天までを測るんだ」「町中で、一番背が高いぞ」と、チビ・コンプレックスを除いてやる。この “アゴから天まで” というアイディアは、なかなかのものだ。
  
  
  

翌日、ペッパーは、重りを詰めたランチ・ボックスを片手に、決然とフレディ・グループの前に現れる。「返せ」というぺッパーの目の前で、リストを2つに裂くフレディ。ペッパーは、「この、デブの母なし豚!」と叫ぶ。一旦は、怒ったフレディに地面に押し倒されたが、起き上がると、「二度と盾突いてみろ、こてんぱんだぞ」と言うフレディの顔目がけて、ランチ・ボックスを叩き付けた。
  

リストに残った課題、「飢えし者に食事を」は、友達を食事に呼べば、代わりになるとペッパーに話した母。だが、ペッパーが誰を呼んだかは知らなかった。だから、チャイムが鳴りドアを開けた時、ハシモトが「今日は、バズビー夫人」と言った時、思わず立ちすくんでしまう。ハシモト:「間違えたようですね」。母:「お待ち願えますか?」。一旦閉まったドアの中から話す声が聞こえる。「お友達を招いたら、と言ったのよ」。「彼、僕の友達だよ」。思わず微笑むハシモト。3人での簡単な食事(もともと、子供用なのだ)だが、雰囲気は和やかだ。「戦争が、すべてを変えました」と言いながら、ハシモトは形見の写真を見せる。その時、兄のロンドンが帰ってきて、3人を見ると無言で出て行った。食事を中止する母。「ごめんね」と言って写真を返すペッパー。そこに、ロンドンが銃を持って戻ってきた。ハシモトに銃を突きつけ、「出て行け」と迫る。後でペッパーは、兄に猛然と噛み付いた。「みんな 兄貴のせいだ! 兵隊になれなかったから、パパが行った」。
  
  
  

別な日、ペッパーとハシモトが町を歩いていると、対日強硬派が寄って来てハシモトを脅す。「1週間でクズをまとめて、隠れ家から出て行け」「信じないのか?」「残っていれば分かる」。さらに、ロンドンはペッパーに向かって、「親爺のためになりたいんなら、こいつとウロツクのはやめろ」「バカな神父が、お伽噺を吹き込みやがって」。ペッパーは、「もし、できたら?」「もし、パパを戻せたら?」と反論する。「パパを戻す?」「どうやって、パパを戻すんだ、このバカ?」。「芥子の種を使ったら、山だって動かせる」とペッパー。「そうか。山を動かしたいか? そこにある。やれよ」「動かせ」と、町の大通りの正面に聳える山を指す。本気になって、念じるペッパー。地面が揺れ始め、看板が落ち、人々が家から飛び出した。
  
  

これは、地震が偶然起きただけなのだが、町の人の多くは、リトル・ボーイがやったんだと信じる。そんなある日、ペッパーがハシモトの家に駆け込んできた。「兵士を戻すには、戦争を終わらせるべきだ」という政府発行の書類の一文を見たからだ。そして、ハシモトに日本の方角を訊く。ハシモトは、埠頭まで連れて行き、「太陽が海に沈む点を指せば、その先に日本がある」と教える。そして、「なぜ、そんな事を?」と訊く。ペッパーは、「戦争を終わらせる。そうしないと、パパが帰れない」。ペッパーは、朝晩、太陽が海に接する時、埠頭の先端に立って、日本に向けて「戦争よ終われ」と念じ始める。それを見守る町の人の数は、どんどん増えていった。
  
  

ある日、ペッパーが町へ行くと、人々が集まってきた。「リトル・ボーイ!」。「やったな!」。「凄いぞ、坊主」。「偉いわ」。そして、目の前で新聞を読み上げる。それは、「昨日、5時15分(西河岸時間)、ヒロシマは原子爆弾により破壊された。暗号名はリトル・ボーイ」という内容だった。このあたりの描写は、特に広島の人にとって必ずしも適切とは言えないが、その後すぐ修正される。最初は大喜びのペッパーだったが、それは、「パパが戻って来る!」ことに対してであった。後になって映画館で原爆の映像を見、さらに母から、「爆弾は、アメリカ人の捕虜には良くない」「爆弾への報復として、日本兵がパパを傷付けるかも」「大きな町が全滅したのよ」と聞くと、ペッパーは、夢で広島の惨状を見る。そして、自分がした(と思っていること)に疑問を抱く。
  
  
  

一方、ハシモトが夜帰宅すると、そこには、先日「出て行け」と脅した男と、ロンドンが待っていた。「警告したのに、居座ってやがる。まあ、いい方に考えりゃ、俺様の思い通りにできる」。この男は、自分の息子が真珠湾の奇襲攻撃で死んだことを根に持っているのだ。だから、「こんな事をしても、あなたの息子は帰ってこない」とハシモトが言うと、猛然と襲い掛かり、殴る蹴るの暴行を加える。「サム、もう十分だろ、サム!」と止めに入るロンドン。ハシモトが心臓マヒを起こしたので、慌てて逃げる男。ロンドン:「ここに放っとけない。死んじまう」。男:「ここで捕まって、奴が死んだら、監獄行きだぞ。分かっとるのか?」。男は逃げ、ロンドンは救急車を呼んだ。病院に駆けつけたペッパーと母。それに神父。瀕死の状態が続く。リストに残った最後の課題「死者を埋葬せよ」が、ペッパーには気が気でない。
  
  

ハシモトは回復したが、ここで最後の一撃がペッパーの一家を襲う。父の遺体が確認されたのだ。その報を受け、泣き崩れる母。しかし、ペッパーの心の痛みはもっと大きかった。遺体のないない葬儀。父の墓碑の前で、「たった一人の相棒だ」と言って、形見の写真を手に泣き崩れるペッパー。涙がしたたり落ちる。ペッパーの悲嘆と絶望がひしひしと伝わってくる。
  
  

埠頭のイスに座り呆然としているペッパー。そこに杖をついたハシモトが近付く。「座っても構わんかな?」。ペッパーは、「信じた僕がバカだった」「僕みたいなコビトが、パパを戻せるなんて」「あんなバカなリストで」と言う。だが、ハシモトは、「バカじゃないぞ」「信じるには勇気がいる」「君のお父さんは、すごく自慢に思ってるぞ」「リストには、お父さんへの愛情のすべてが入っている」と力付けるように話す。神父ではなく、ハシモトにこの台詞を言わせた台本は素晴らしい。ペッパーは、墓地に行き、リストを墓石の上に乗せ、「パパのために やったんだ」と言う。
  
  
  

ペッパーの家を、大佐が三度訪れる。父は、生きていたのだ。父の認識票の入った靴を、父が撃たれて助からないと思った別の捕虜が盗み、それを履いたまま撃たれて死亡。その死体に付いていた認識票から、父が死亡したと思われていたのだ。「やったな、このチビめ。すごいぞ」と大喜びのロンドン。3人で遠くの陸軍病院へ向かう。深刻な心的外傷を受けて記憶が曖昧だった父だが、ペッパーが「僕だよ、相棒」と話しかけると、徐々に記憶を取り戻していった。父がペッパーを抱きしめ、涙を浮かべて、「相棒」と言うシーンで映画は終わる。
  
  

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